椅子・車椅子に座ったまま作業が可能なシステムキッチン~高齢者目線で考えるリフォーム
こんにちは。
若い頃は、キッチンで長時間料理をしても疲れを感じることはなかった方も、年齢を重ねると、長時間の立ち仕事はカラダに負担がかかるようになります。
そんな方におすすめなのが、椅子に座ったまま料理が楽しめるシステムキッチンです。
通常のシステムキッチンの場合、椅子に座って作業をしようとすると、足元が収納棚になっており、どうしてもシンクとの間に距離が生じてしまいます。
包丁を使いにくかったり、洗い物をすると洋服まで濡れてしまったり……。
でも椅子に座ったまま作業が可能なシステムキッチンは、これらの点がとても優れています。
中でも、細かい部分まで非常に考えて作られていると感じるのはLIXIL(リクシル)の「ウエルライフ」。
車椅子にも対応しているシステムキッチンです。
■ウエルライフ(LIXIL)
おすすめするポイント
1.足を入れるスペースが広い
2.ワークトップの高さを73~85cmの間で1cmきざみで選べる
3.シンク側に手すりが付いている
4.水道が使いやすい
5.座ったまま必要なものが取れる設計
1.足を入れるスペースが広い
机のように足元がオープンなスペースになっています。
シンクの下からコンロの下までオープンなスペースが広いのがウエルライフの特徴。
バリアフリーに特化したシステムキッチンは各メーカーから販売されていますが、メーカーによってはシンクの下のみがオープンになっているケースも。
鍋をコンロにおいたり、おろしたりといった作業は、こぼさないように慎重に行わないといけないので、力が入りやすいようコンロの下もオープンになっている方がおすすめです。
2.ワークトップの高さを73~85cmの間で1cmきざみで選べる
ウエルライフの場合は、ワークトップの高さが73~85cmの間で1cmきざみで選べます。
適切な高さは使う方によって異なりますので、可能ならショールームなどで実際に確認してみるといいでしょう。
キッチンを娘さんとお母さま、お母さまとお父さまなど、複数人で利用する場合は、誰に合せるか検討が必要です。
3.シンク側に手すりが付いている
ウエルライフはシンクの部分に手すりが付いており、これが便利だという声を聞きます。
左右への移動や方向転換をする際、自分を引き寄せるのに役立つとのこと。
また立ち上がるときにも手すりを支えとすることができるので、転倒によるケガの心配も軽減されます。
4.水道が使いやすい
シンクの深さは12cm。
座ったまま野菜や食器、鍋を洗うのにちょうどいい深さです。
浅すぎると水の飛び跳ねが気になりますし、深すぎるとモノを置いたときに座ったまま届かなくなってしまいます。
もちろん、水を出したり止めたりも座ったままでOK。
レバー一つで操作できるので、握力が弱ってきても問題なく使えるでしょう。
またシャワーヘッドを引き出せる構造になっていますので、重い鍋などを洗うときはシンクに置いたまま洗えて便利です。
5.座ったまま必要なものが取れる設計
立ったり、座ったりという動きは、けっこうカラダに負担がかかるもの。
ウエルライフは、座ったままでもモノを取りやすい位置に棚が付いています。
調味料やキッチン小物などを置くスペースとして重宝するでしょう。
カトラリーなどを入れておける引き出しも付いています。
またキャスター付きのワゴンがセットになっている点も便利。
料理を運んだりするのにも使えますよ。
ちなみにウエルライフのコンロは、IHヒーターとガスコンロから選べます。
そしてレンジフードと連動するタイプとしないタイプの両方があります。
カラダへの負担を優先するなら、表面が平らになったものを選ぶといいでしょう。
重い鍋の移動が楽になりますし、調理中に誤って洋服に火がついてしまうといった危険からも守ることができます。
掃除も表面が平らのものの方が容易です。
キッチンのリフォームをする時期は、不便を感じたときが最も多いと思いますが、年齢を重ねると新しいものに慣れる負担は増しがちです。
その点も考慮して考えていかれることをおすすめします。
齊藤燃料店ではシステムキッチンなどの水廻り商品のリフォームを承っております。
サービス提供範囲は、入間市近郊。
商品選びからお手伝いしますので、遠慮なくご相談ください。
その他、高齢者の見守りシステムなどの販売を行っています。
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