ホームセキュリティは役に立たない?逆効果?アルソックやセコムのサービスを解説

「遠方に住む両親が気がかり」「子どもが小学生になり、自宅で一人で過ごす時間が増え心配」「一戸建てを購入し、泥棒や空き巣に入られないよう防犯対策を行いたい」といったときに、思い浮かぶのがCMなどで耳にする『ホームセキュリティ』。 多くの方が言葉だけは知っていて、何となく自宅を守ってくれるものというイメージはお持ちだと思いますが、具体的にどのようなサービスかはご存知ない方もいらっしゃることでしょう。

また、インターネットで検索をすると、「ホームセキュリティは役に立たない」「ステッカーが目立ち逆効果」というような意見もあり、余計に良し悪しが分かりにくいですね。そこで、今回は、ホームセキュリティとはどのようなサービスで、具体的にどのように役に立つのかを解説します。

ホームセキュリティとは

具体的なサービス内容を説明する前に、「ホームセキュリティ」はどのような会社が提供していて、何の役に立つものなのか概略から説明していきます。

アルソック(ALSOK)とセコム(SECOM)が代表的

ホームセキュリティサービスを提供している代表的な企業は、アルソック(ALSOK)やセコム(SECOM)といった警備会社です。アルソックもセコムも、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のオフィシャルパートナーであり、個性的なCM放映を行ったり、スポーツ選手が多く所属していたりするので、よく知られていますね。 両社ともに幅広いサービスを提供しており、自分の状況に合わせて選択できます。

「心配」への対策

ホームセキュリティとは大まかに言うと、家にあるものや住んでいる人に対するさまざまな「心配」への対策をしてくれるサービスです。例えば、以下のような起きてしまっては困ること、そのまま放置しておくとさらに困ることに対して、素早く初動対応をしてもらえます。

  • 急な体調不良
  • 泥棒や空き巣に入られた
  • 子どもが一人のときに空き巣と遭遇した
  • 火災が発生した
  • ガス漏れが発生している

また、一定時間人の動きを感知できないときに知らせてくれたり、子どもが帰宅したときにスマートフォンに通知を送ってくれたりと、普段の生活に安心を与えてくれるサービスでもあります。

加入率が急激に伸びている

ホームセキュリティという言葉はよく聞くようになりましたが、実際に加入をしている世帯数や、加入率はどのくらいでしょうか。

代表的なセコムとアルソックの家庭用ホームセキュリティサービスに絞って契約件数を公式サイトで確認すると、2019年3月末現在、セコムが約134万件 、アルソックが約43万件 とのこと。つまり、2社だけでも合計で約177万件が加入しています。

日本の世帯数は、5,800万程度ですので、セコムとアルソックだけで加入率は3%ほどということになります。そんなものかという感想を持つかもしれませんが、2010年9月のセコムの契約件数は約73万件ですから、9年の間に1.8倍に、アルソックは2009年3月の契約件数が約13万件で10年間に4.0倍にまで増加しているのです。

今後も、共働き世帯の増加や高齢世帯の増加などにより、ますますホームセキュリティへの関心が高くなると予想されています。

ホームセキュリティの具体的なサービス内容

ここからは、ホームセキュリティの具体的なサービス内容を見ていきましょう。

家族の見守り

離れて暮らす両親や子ども一人での留守番など、本当は近くにいて見守りたいけれど、それが難しいときに助けになってくれるのが、ホームセキュリティの見守りサービスです。自宅内にカメラを設置することで、スマートフォンなどで自宅の様子を確認できたり、映像を確認しながら双方向で声掛けができたりします。また子どもが帰宅したときに知らせてくれるサービスも。そして何かあったときは、警備員に駆け付けを依頼することも可能です。

その他、体調が悪いときにボタンを押すと警備員が駆け付け、事前に登録しておいた持病やかかりつけの病院を救急隊員に伝えてくれるサービスや、一定時間動作が感知できないときにお知らせが届くサービスなど、離れているけれど身近にいるような感覚でサポートができます。

火事や空き巣など緊急時の駆け付け

住宅で火事や空き巣を感知すると、警備員が現場に迅速に駆け付けます。そして必要に応じて消防や警察に連絡をとるなどの対処を行い、その結果を報告してくれます。警察のように犯人を逮捕したり、消防のように本格的な消火活動をしたりはできませんが、自宅を留守にしていても初期対応が迅速にできるため重宝されます。

特に、ホームセキュリティを導入している家から転勤や単身赴任などで離れている場合には、通知を受けてもすぐに対応は難しいため警備会社の駆け付けはとても有効です。

補償

見守りや駆け付けを迅速に行っても、被害や損失が出てしまうことがあります。そのような場合に備えて、被害に応じた補償を標準的なサービス内容に加えていることもあります。

ホームセキュリティは役に立たない?

ホームセキュリティは安心を提供してくれる一方で、犯人を捕まえたり、消火をしたりするわけではないので、役に立たないという意見があるのも事実です。

とはいえ防犯の観点から言うと、自宅に入らせないというのが一番大事で、ホームセキュリティを導入することで、抑止力になります。ホームセキュリティを導入しているイコールお金持ちと解釈されて余計に狙われるという声もありますが、今後はホームセキュリティがさらに普及してくるでしょうから、そのような心配も減ってくるでしょう。経験したことがない緊急時に頼れる相手がいるというのは心強いものです。ある意味、保険と似ている部分もあるかもしれませんね。

加入前の注意点

最後にホームセキュリティの契約をする際に、注意しておきたい点をまとめておきます。

日常生活が快適であるか

カメラやセンサーを設置して見守ってもらうというのは、裏を返せば監視されているとも言え、時にストレスになることもあります。ホームセキュリティを設置する場合は、日常生活を快適に送ることができるかという視点も大事にしましょう。ホームセキュリティのサービスには、さまざまなものがありますので、建物の構造や家族構成、生活パターンに合ったものがあるはずです。安易に決めずに、よく相談されることをおすすめします。

解約時にかかる費用も確認しておく

ホームセキュリティの契約は、携帯電話やスマートフォンと同様に契約期間中に解約をすると、解約金がかかるケースが多いです。契約期間は5年というのが最も多く、短期で解約をするとかなりの金額が請求されます。加えて撤去工事にかかわる費用も支払わなくてはいけません。契約の段階で、解約時にかかる費用も確認しておきましょう。

まとめ

ホームセキュリティは、家族の見守り、家事や空き巣などの緊急時の駆け付け、損失・損害に対する補償といった3つの役割を担っています。心配をするという負担を減らし、生活に安心を与えてくれる存在です。

もし、ホームセキュリティのサービスで解決できそうな心配がある場合には、一度、話だけでも聞いてみてはいかがでしょうか。