スマホの写真整理は、「Googleフォト」がおすすめ!使い方を徹底解説
スマホのカメラ機能が充実し、インスタグラムをはじめとする写真を中心としたSNSが普及するにつれ、写真を気軽に撮る機会が増えました。
同じシーンを数枚ずつ撮る方もいらっしゃることと思います。
一方で、写真の枚数が増え、管理の負担が増えているのも事実です。
どう管理していいか分からず、スマホの容量がいつもいっぱいという方も……。
また写真を保存していたminiSDなどが故障して、写真を一瞬のうちに失ってしまったという方も……。
そこで、今回はスマホの写真整理におすすめの「Googleフォト」をご紹介します。
次のような方に、参考になると思います。
- スマホの写真整理に手間を掛けたくない
- 無料サービスでできることを探している
- 高画質であることに、強いこだわりがない

スマホの写真はいつも撮りっぱなしという方は、特に楽しんでいただけるでしょう。
Googleフォトとは
Googleフォトとは、Googleが提供する画像管理サービス。無料・無制限で利用できます。
写真はインターネット上に保存されます。
ただし、端末からアップした写真や動画は、自分で共有しない限り、他の人には公開されません。
写真には鍵がかかっている状態と考えるといいでしょう。
そして誰かと共有したいときは、その鍵を共有したい人に渡すというイメージです。
既にGoogleアカウントをお持ちの方は、すぐに始められます。
こんな活用法が楽しい
Googleフォトの魅力は、無料・無制限で利用できるというのもありますが、自動でアルバムやムービーを作ってくれる点が便利で楽しいです。
例えば、趣味で撮影している空の写真。それらを1つのアルバムやムービーにして鑑賞すると、また一味違う楽しさがありますよ。
またお子さんが参加されている部活の写真を3年間撮りためて、部員全員に一人ずつそれぞれが写った写真を複数集めて1枚にコラージュして、印刷してプレゼントするのもいいですね。
手作業でこれを行おうとすると、相当大変ですが、Googleフォトなら、誰の写真をコラージュするかだけ指定すれば、写真選びとコラージュは自動でやってくれます。5分もかからずにできますよ。
利用開始前に知っておいてほしいこと
Googleフォトはとても優れたサービスですが、写真をできる限りきれいに保存しておきたい方は注意が必要です。
Googleフォトには保存タイプが「高品質」または「元のサイズ」の2種類あります。
高品質
- 無料、容量無制限。
- 容量を節約するために、写真が圧縮されます。写真のサイズが 16 MP を上回る場合は、16 MP まで縮小されます。
- サイズが 16 MP の写真は、最大で約 61.0 cm x 40.6 cm まで高画質で印刷できます。
- 動画の解像度が 1080p を上回る場合は、1080p(高画質)まで縮小されます。動画の解像度が 1080p 以下の場合、保存された動画と元の動画の見た目の違いはほとんど生じません。
元のサイズ
- 無料で利用する場合は容量制限があり、Google アカウントの容量を使用します。アカウントの容量はこちらで確認できます。この制限を超える場合は、容量の購入方法をご確認ください。
- 写真や動画はすべて、撮影時と同じ解像度で保存されます。
- 16 MP より大きな写真および 1080p より大きな動画に適しています。
- 大判写真の印刷に適しています。
(Googleフォトヘルプより)
16MPとは、16メガピクセル=1600万画素のことです。
「最大で約61.0cm×40.6cmまで高画質で印刷できます」とのことですので、A3(42.0cm×29.7cm)まででしたら問題なく印刷できると考えていいでしょう。
写真を年賀状に使ったり、SNSで投稿する程度であれば、「高品質」の設定で使うのがおすすめです。
ちなみに、1600万画素以下の場合でも、写真は圧縮されます。
このため、できる限り高画質で残しておきたい場合は、「元のサイズ」をお選びください。
Googleフォトの使い方
Andoroidの方は標準でインストールされています。もしされていない場合は「Google Play」からダウンロード可能。iPhoneなどのiOSをご利用の方は「App Store」から、アプリをダウンロードし、インストールします。検索ボックスに「Googleフォト」と入力すると出てくるでしょう。パソコンからも利用可能です。
インストールが終わったら、Googleフォトにアクセスし、画面の指示通りに進めていくだけです。
おすすめの設定
スマートフォン内の写真を全てGoogleフォトに保存したい場合は、次の設定がおすすめです。
検索ボックス左横にあるメニューボタンから「設定」をタップ。
「バックアップと同期」をタップし、開きます。
- バックアップと同期 ON
- 端末のフォルダのバックアップ
どのフォルダのバックアップをとるか指定できます。筆者はLINEで写真のやり取りを行うことが多いので、LINEの写真と動画もバックアップをとれるように設定しておきました。 - アップロードサイズ 高画質(無料、容量無制限)
- モバイルデータ通信でのバックアップ OFF
モバイルデータ通信をOFFにすると、Wi-Fi環境を利用できるときにのみ同期が行われます。
写真を探す
【直前に撮影した写真を探す場合】
Googleフォトにアクセスし、画面下部のフォトアイコンをアップします。
写真は撮影順に並んでいますので、上から見ていくといいでしょう。
【過去の写真を探す】
検索機能を使うと便利です。
写真に関するキーワード(地名や場所、名前など)を検索ボックスに入れて検索してみてください。
人物から探す場合は、検索ボックスをタップすると、ボックスに顔が表示されます。
そして顔をタップすると、その顔の人物の写真が表示されます。
集合写真や、顔写真入りのカードを写真に撮ったものなども出てきました。
顔をタップしたときに「名前を追加」というのが出てきます。
ここで名前を設定しておくと、写真がその名前でラベル付けされ、今後は検索ボックスに名前を入れて探せるようになりますよ。
ちなみにラベルは写真を共有しても、相手に公開されることはありません。
写真を編集する
Googleフォトでは、写真にフィルタをかけることができます。
操作は、画面下部のアイコンをタップします。
アシスタント機能が楽しい
Googleフォトには、自動で写真からムービーを作ったり、コラージュしてくれたりする機能があります。
画面下部にある「アシスタント」をタップしてみてください。
旅行に行ったときのアルバムが自動で制作されていたり、似たようなシーンを複数枚撮影した写真がつながって動きのあるアニメーションができていたり。
ムービーは自動で音楽まで付いていて、特に楽しいですよ。
気に入ったものは保存することができます。
もちろん、自分で写真を選んで作ることもできます。
「アシスタント」ページの「新規作成」欄から作りたいものを選んで進めます。
アルバムを作成する
アルバムをタップして、写真を選び、右上の「作成」をタップするだけです。
アルバムにはタイトルをつけておくと、後から見たときに分かりやすいでしょう。
タイトルを入力したら「完了」アイコンをタップします。
写真の順番を変更するには、アルバムを開き、右上のアイコンから「アルバムを編集」をタップします。ファイルをドラッグ&ドロップすることで、順番を変えることができます。このときに、写真と写真の間でドラッグ&ドロップをするのがポイントです。
その他、新たにアルバムに写真を追加したり、テキストを追加することもできますよ。
ムービーを作成する
作る手順はアルバムと同じですが、ムービーは予め用意されているテーマを利用して作ることも可能です。
テーマをタップし「開始する」をタップ。誰のムービーを作るのか選ぶことができます(一人でも複数でもOK)。
あとは完成まで待つだけ。
アニメーションやコラージュを作成する
「アニメーション」または「コラージュ」を選択し、作り始めます。
作り方は、アルバムと同じです。
使用上の注意点
耳慣れない方には難しく感じるかもしれませんが、「同期」という概念をしっかりと理解しておいた方がでしょう。
Googleフォトの写真は削除しないというルールにするのも一案ですが、詳しくは、次の記事が分かりやすかったです。
▼知らないとマズい、「Googleフォト」で写真を削除すると同期している端末上からも消える事実とその対策
手間をできるだけかけないのが、長く続けるポイントだと思います。
スマホの写真整理にお悩みの方は、お試しください。
▼古い写真のデジタル化①:デジタル化するメリットとは?
▼古い写真のデジタル化②:自分でスキャナーでデータ化する方法